Googleは10月11日、「Google.org」について公式ブログで明らかにした。
「Google.org」は同社の慈善プログラム。同社はこれに利益と株式の1%を投じている。このプログラムはまだ学習過程にあるものの、最新情報を公表できるくらいに進展したと同社はブログの中で述べている。
このプログラムには、Google Foundation、Google独自のプロジェクトの一部、営利および非営利組織との提携やこれら組織への寄付が含まれるという。
Google Foundationは9000万ドルで設立され、貧困への解決策に投資する非営利ベンチャーファンドAcumen Fundへの500万ドルの寄付など、既に数件の寄付を行っている。
またGoogleはTechnoServeと提携して、開発途上国の雇用創出と経済振興のための小企業を設立している。カリフォルニア大学バークレー校やハーバード大学の研究者と協力して、ケニヤ西部での貧困と水質汚染による児童の死亡を防止する方法の研究も支援している。
さらにGoogleの人材や技術を活用した独自プロジェクトも進めている。例えば、非営利団体の広告を無料で配信する「Google Grant」プログラムがそうだ。このプログラムで、これまでに3300万ドル相当の広告を850以上の団体に寄付したという。
「世界の問題に革新と莫大なリソースを応用することで、いつかこの計画が世界全体への影響という点でGoogle自身を超えることを望んでいる」と創設者のラリー・ペイジ氏とサーゲイ・ブリン氏は述べている。
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