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ヴァスダックがウイルス対策ソフト「AVGシリーズ」を国内提供、個人には無償で

» 2005年10月14日 21時13分 公開
[ITmedia]

 ヴァスダックエンジニアリングは10月14日、チェコのセキュリティ企業Grisoftが開発したウイルス対策ソフト「AVGシリーズ」の国内提供を開始した。

 AVGシリーズはWindows上で動作するアンチウイルス/アンチスパイウェア製品で、最新版はバージョン7。個人ユースの場合無償で利用できることから、国内でも既に10万近く利用されているという。また、開発元のGrisoftは、先日Intelの投資部門であるIntel Capitalから1600万ドルの出資を受けたばかりだ。

 ヴァスダックエンジニアリングでは、無償版「AVG Anti-Virus Free Edition」について日本語でやり取りや質問が行える掲示板を設置し、ユーザーを支援する。今後1年間で100万本の無償提供を目指し、知名度の向上と市場への浸透を図る。

 合わせて、スキャン時間の設定などが行える法人向けの「AVG Anti-Virus Professional Single Edition」をはじめとする有償の製品も販売していく。製品としては、ファイアウォール機能も備えた「AVG plus Firewall Edition」、メールサーバ向けの「AVG Email Server Edition」など、全8種類が用意されている。

 ライセンス価格は、AVG Anti-Virus Professional Single Editionが2年間で37ドル50セント。ヴァスダックエンジニアリングでは、SOHOや中小企業向けに販売を進め、5億円の売り上げを見込むという。

 なお、当面製品は英語版のまま提供し、日本語化については反響を見て検討していく方針だ。日本ローカルのウイルス/スパイウェアの対応についても同様に、今後の浸透を見ながら対応していくという。

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