スクウェア・エニックスは11月2日、2005年3月期連結業績予想を上方修正し、純利益が175億円(前回予想は155億円)になる見通しだと発表した。
中間期、ゲーム事業の市場環境は厳しかったが、オンラインゲーム、モバイルコンテンツ、出版その他事業が順調で、特に「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」の販売が好調だった。さらにマッグガーデンの株式売却益を計上するなどし、中間期を上方修正する。これに加えて下期からタイトーが連結対象となるのを加味し、通期予想も上方修正した。
通期の連結業績予想は、売上高が1360億円(前回予想は900億円)、経常利益は285億円(同270億円)。
一方でタイトーは同日、2005年9月中間期業績予想(単体)を下方修正し、純損益が31億円の赤字になる見通しだと発表した。プライズゲームの売り上げが低迷してゲーム施設の既存店売り上げが伸び悩んだ上、スクウェア・エニックスの連結子会社化に合わせて資産整理を進め、貸倒引当金などを特別損失として計上したのが要因。
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