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ぷらっとホーム秋葉原店が年末で閉鎖

» 2005年11月14日 18時30分 公開
[ITmedia]

 ぷらっとホームはこのほど、東京・秋葉原店を12月末に閉鎖すると発表した。秋葉原の名物店として親しまれてきたが、「自社製品事業への経営資源の集中を徹底するため」として閉鎖を決めた。Webサイトの通販は継続するとしている。

 同店は1993年3月に開店。個性的な本多弘男会長やLinux関連製品の品揃えの豊富さで知られ、2005年3月期の売上高は5億4500万円だった。

 一方、秋葉原はIT集積地を目指して再開発が進み、IT拠点の中核は「秋葉原クロスフィールド」を中心とした区画に移行しつつあり、同社も今年5月、秋葉原ダイビルに本社を移転していた。

 同社は2006年3月期通期の業績予想(単体)を下方修正し、純損益が2億8000万円の赤字になる見通しだと発表した。前回予想は200万円の黒字。

 下期に投入する超小型サーバ「OpenMicroServer」の貢献が限定的な上、来期以降に向けた新製品開発の強化などで販管費の増加を見込む。秋葉原店閉鎖に伴い計上する特別損失約3200万円も響く。

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