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スクエニ中間期は営業益6割減、タイトーは最終赤字

» 2005年11月18日 20時27分 公開
[ITmedia]

 スクウェア・エニックスと、同社が株式の93.7%を保有するタイトーは11月18日、2005年9月中間期の連結決算を発表した。スクエニは、営業利益が前年同期比58.3%減の24億8400万円にとどまった。今期から連結決算を取り入れたタイトーは、33億8300万円の最終赤字だった。

 スクエニは、売上高は前年同期比11.1%増の270億9100万円、経常利益は同55.5%減の27億3000万円、純利益は同29.7%減の22億200万円。オンラインゲームやモバイルコンテンツは順調に伸びたが、出版とコンソールゲーム事業の営業利益が大幅に落ちた。

 コンソールゲームの出荷本数は、国内152万本、北米73万本、欧州などが48万本、アジアなどが3万本で、計276万本。国内は、「ロマンシング サガ-ミンストレルソング-」が45万本、「ドラッグオン ドラグーン 2 封印の紅、背徳の黒」が21万本、「グランディアIII」が25万本など。

 タイトーの売上高は414億8600万円、営業利益は9億5000万円、経常利益は7億7900万円。

 ゲームセンター事業で既存の直営店の売上げが減ったほか、業務用ゲーム機器販売も低迷。予定していたパチスロ機のOEM生産が受託できなかったことも響いた。スクエニの子会社化に伴って保有資産を見直した結果、総額46億3200万円の特別損失を計上し、大幅な最終赤字となった。

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