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ボーナスで欲しいものは「液晶テレビ」「デスクトップPC」

» 2005年12月06日 20時07分 公開
[ITmedia]

 BCNは12月6日、今冬のボーナスの使い道に関する調査結果を発表した。購入予定の家電やPC/PC関連機器については、「デスクトップPC」「液晶テレビ」が同率でのトップで、昨年同時期の調査でトップだった「DVD/HDDレコーダー」は3位に転落した。

 調査は11月11日〜14日の間、同社Webサイトにて行われ、回答数は1754件。性別は男性が60.7%、女性が39.3%。平均年齢は42歳だった。今冬のボーナス受給見込額は「50万〜100万円」という回答が最も多く(25.8%)、「30万〜50万円未満」(17%)、「30万円未満」(13.7%)と回答されている。

 今冬に購入予定の電化製品を尋ねた項目では、デスクトップPC(20.4%)、液晶テレビ(20.4%)、DVD/HDDレコーダー(20.1%)、ノートPC(14.9%)、インクジェットプリンタ(12.6%)と続く。昨年はDVD/HDDレコーダー(28.7%)、ノートPC(20.7%)、デスクトップPC(16%)、コンパクトデジカメ(15.4%)、液晶テレビ(11.2%)の順であり、冬ボーナス商戦の目玉が液晶テレビへシフトしていることが分かる。

photo 2005年冬ボーナスで購入予定の電化製品(複数回答可能・上位5品目)

 電化製品の所有状況を見ると、コンパクトデジカメ(77.5%)、DVDプレーヤー(47.7%)、DVD/HDDレコーダー(32.7%)、デジタルビデオカメラ(31.9%)、携帯MP3プレーヤー(26.3%)となっている。デジカメ所有率の高さは昨年同様だが、DVD/HDDレコーダーの所有率は昨年の21.8%から大きく上昇しており、今年の調査で購入予定の順位が下がったのは所有率の上昇が関係しているものと考えられる。

photo 調査時点での電化製品所有状況(複数回答可能・上位5品目)

 また、「購入予定がない理由」を尋ねた項目では、「特に欲しいものがないから」(49.1%)が「予算がないから」(30.6%)を上回っている。この傾向は昨年にも見られたが、昨年は「特に欲しいものがない」が43.6%、「予算がないから」が36.2%であり、その差は拡大している。消費者が市場に登場している製品へ購入意欲を持てない様子が浮き彫りにされている。

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