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今年最悪のワームはZafi-D

» 2005年12月08日 08時31分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のSophosは12月6日、2005年のセキュリティ問題に関する年次報告書を発表した。今年最悪のワームはZafi-Dが筆頭に立っている。

 ワーム報告件数全体の中でZafi-Dが占める割合は16.7%だった。昨年の最悪ワームだったNetsky-Pは15.7%で2位。3位には、11月に出現したばかりのSober-Zが入っている。今年新しく出現したマルウェアは1万5907件で、ウイルス付きメールの割合は44通に1通となった。

 今年はトロイの木馬も多数発見され、その数は2対1の割合でワームを上回った。スパイウェアが組み込まれたマルウェアの割合は、1月の54.2%から年末までに66.4%に増加。マルウェアの作者が標的を絞り込むようになっている傾向が裏付けられたとしている。

 こうしたマルウェアに操られた「ゾンビ」コンピュータがスパムを送信する件数も増加。世界のスパムのうち60%以上がゾンビコンピュータから送信されているという。

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