ITmedia NEWS > 速報 >

ゲイツ会長、広告収入をユーザーに還元する意向表明

» 2005年12月09日 08時30分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Microsoftは検索エンジンから得た広告収入の一部をユーザーと分け合う意向だ。ビル・ゲイツ会長がインドのテレビ局の公開討論会で語った。

 Googleのような検索エンジンが広告収入を得ているのは、ユーザーがそれを使ってくれるからだとゲイツ氏は指摘。「Googleのビジネスモデルは無料ソフトに基づくものではない。同社のビジネスモデルは広告に基づいており、そこから大きな利益を得ている」

 しかし同社はこうした広告収入を、収益に貢献したエンドユーザーには分配していないとゲイツ氏は言い、「Googleはこの収入を全部1人占めしている」と言い添えた。

 (GoogleはAdSenseプログラムを通じ、Googleが販売している広告を掲載したWebサイトパブリッシャーに広告収入を分配している。)

 収益をユーザーと分け合うため、Microsoftは無料ソフトあるいは現金をユーザーに提供するかもしれないとゲイツ氏。それ以上詳しいことは語らなかった。

Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.