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RIMとNTP、BlackBerryの存続かけ和解交渉

» 2005年12月09日 08時35分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Research in Motion(RIM)とNTPは訴訟の和解に向けた可能性を探るため、調停人を立てて交渉を行っている。RIMによると、訴訟が続けば米国内でのBlackBerry機器と電子メールサービスの販売禁止命令を言い渡される可能性がある。

 NTPは、ワイヤレス電子メールシステムに関する特許をRIMに侵害されたとして提訴した。NTPはここ最近相次いで法廷で勝利を収め、RIMは上訴の手段をほとんど使い果たしている。両社は人気の高いBlackBerryサービス中止の危険を冒すよりは、論争を和解に持ち込むだろうというのが法律専門家やアナリストの見方だ。両社は積極的な交渉を行っていると、RIMのマーケティング副社長、マーク・ギバート氏は述べている。

 「NTPも知っての通り、RIMとNTPは過去数日にわたり、法廷が任命した調停人を通じて相互にやり取りしている。法律により、このやり取りの内容を口にすることは禁じられている。RIMではこの窓口を通じた交渉の継続を期待している」。ギバート氏は、RIMの広報代理店からIDG News Serviceに12月8日配信された談話の中でこう述べている。

 NTP弁護団長を務めるWiley Rein & Fieldingのジェイムズ・ウォレス氏は8日、NTPがRIMと調停を行っているかどうかについて言明を避けた。

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