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Microsoftの最新IMソフト、β版がリリース

» 2005年12月14日 11時57分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは12月13日、MSN Messengerの後継版「Windows Live Messenger」のβ版をリリースした。同社スタッフが公式ブログで明らかにした。

 Windows Live MessengerにはMSN Messengerの全機能に加え、幾つもの新機能が追加されている。

 例えば、コンタクトリストの上限が600件に拡大されるとともに、IMと電子メールのコンタクトリストが統合された。この統合により、Windows Live Messengerのメンバーリストから同ソフトとHotmailのコンタクトリストのメンバー全員にアクセスできるようになった(ただしメンバーのオンラインステータスを見るには相手の許可が必要)。

 最初の数文字を入力するとメンバーリストの候補を表示する「Word Wheel」機能や、メンバーにニックネームを付けたり、メンバーの情報を編集できる機能も追加された。

「Word Wheel」機能

 メンバーがオフラインの時でもIMを送れる「オフラインIM」という新機能もある。オフライン時に送信されたIMは、そのメンバーがオンラインになったときに届けられる。オフラインに見せ掛けて、特定のメンバーとIMをやり取りすることや、IMにタイムスタンプを付けることもできる。

タイムスタンプ

 各メンバーとの間で「共有フォルダ」を作成し、ファイルを共有することも可能だ。共有ファイルを更新した場合、もう一方のメンバーがサインインしたときにその変更が通知される。共有フォルダはWindows One Care Liveのウイルス対策機能との統合により保護され、共有ファイルは暗号化されたチャネルを介して送信される。実行可能ファイルなど危険性のあるファイルは制限される。

 また既報の通り、Windows Live MessengerにはPCから固定・携帯電話に電話をかけることができる(12月13日の記事参照)。現時点では米国内で1分2セントで通話できる。間もなく英国、フランス、ドイツ、スペインにも電話できるようになる。

電話機能

 Windows Live Videoとの統合により、ニュースのビデオクリップやミュージックビデオなどを視聴できる。

ビデオ機能

 さらに、色を変えられる機能やステータスアイコンのシンプル化など、外観に関しても変更が加えられている。

色を変えられる

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