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MS、「ハーフトーン特許」訴訟で勝利

» 2006年01月31日 19時02分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは1月30日、画像ハーフトーンに関連した特許をめぐる訴訟で勝訴したことを明らかにした。

 この訴訟は、デジタル画像のハーフトーン作成に関する特許を主張するResearch Corporation Technologies(RCT)という企業が起こしたもの。同社は、WindowsとMicrosoft Officeの特定の印刷・表示機能がこの特許を侵害していると主張していた。

 アリゾナの連邦地裁は1月27日の最終判決で、「RCTは米特許庁を欺く目的で同庁に情報を提供しなかったため、同社の特許出願は不公正である」とし、同社が主張する6件の特許のうち3件は行使できないとの判決を下した。

 同裁判所は2005年4月に、ほかの3件の特許に関するRCTのクレームは無効であるとの判決を下している。

 「知的財産権を尊重する企業として、当社は裁判所がこれらの主張を無効と判断したことをうれしく思う」とMicrosoftのコーポレートバイスプレジデント兼次席法務顧問のトム・バート氏は発表文で述べている。

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