セキュリティ企業F-Secureからのメッセージを装った電子メールが多数出回っている。Sophosによれば、このメールには「Stinx-U」というトロイの木馬が添付されており、実行するとウイルス対策ソフトの機能を停止させ、システムにバックドアを開けてしまうという。
メールは「Firefox Browsing Problem」「Mozilla Browsing Problem」の件名で届き、F-Secureの名をかたって「あなたのサイトで問題を見つけました」などと記載。スクリーンキャプチャと称する添付ファイルを開かせようとする内容になっている。
送信元のアドレスには「press@f-secure.com」「editor@f-secure.com」などが使われているが、Sophosでは「強調しておきたいのはF-Secureは何も間違ったことをしていないということだ。同社はただ、マルウェア拡散の目的で社名を使われた不運な被害者にすぎない」と指摘。
F-Secureのブログでも「このメールは当社のネットワークから送られたものではなく、F-Secureのアドレスから来たように見せかけているだけだ」と強調している。
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