Mac OS Xを狙ったマルウェアの出現が相次いでいる。初のOS XワームLeap-Aと、Bluetoothで感染するInqtana.Aに続き、今度はその亜種の「Inqtana.B」「Inqtana.C」が相次いで報告された。
セキュリティ企業のF-Secureによれば、Inqtana.B、CともInqtana.Aに近い亜種だという。ほぼ唯一の違いとして、ユーザーがOBEXファイル転送を受け入れた後、感染したマシン上でワームが起動する方法に手を加え、OS X 10.4と10.3の両方に感染するようになっている。
いずれも昨年発見されたMac OS XのBluetoothに関する脆弱性を突いて拡散する仕組みになっており、OS X 10.4の最新のセキュリティパッチを適用していれば感染は防げる。
Inqtana.A、B、Cとも機能するのは特定のBluetoothアドレスに限られており、2月24日で機能停止する仕組みになっているため、実際の環境で繁殖することはできないとF-Secureは指摘。しかし、このような機能限定を行わない同様のワームが今後作成される可能性もあるとして、OS Xを最新の状態に保つよう呼び掛けている。
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