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2月のWeb検索市場、イメージ検索が91%増加

» 2006年03月31日 08時46分 公開
[ITmedia]

 Googleは2006年2月に、Web検索市場で約半分のシェアを占めた。米調査会社Nielsen//NetRatingsが3月30日に発表した調査結果により明らかになった。

 この調査によると、Googleは前月に続いて1位を獲得、Webで行われた検索のうち48.5%を占めた。2位はシェア22.5%でYahoo!、3位はMSNで10.7%のシェアを獲得した。それにAOL(シェア6.6%)、My Way Search(同2.7%)が続く。これら上位5社のシェアは前月とほぼ同じ。

 2月の総Web検索件数は、前年同月の38億件から38%増えて53億件となった。特にイメージ検索とショッピング検索でユーザー1人当たりの検索件数が増えたという。2005年2月のユーザー当たり検索件数は33.2件だったが、2006年2月には43.1件に拡大した。ユニークユーザー数の増加率は6%にとどまった。

 分野別で見ると、検索件数が最も増えたのはイメージ検索で、前年同月から91%増えた。この分野ではGoogleが71.9%のシェアを占め、19.1%のYahoo!がそれに続いた。

 「ブロードバンドの普及拡大でユーザーが大容量の画像ファイルを簡単に、効率的にダウンロードできるようになったこと、ソーシャルネットワーキングサイトの人気が高まったことが、イメージ検索の増加に寄与した。今後はビデオ検索が増えるだろう」とNielsen//NetRatingsは述べている。

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