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MS、Google対抗の学術文献検索サービスを発表

» 2006年04月12日 15時54分 公開
[Ben Charny,eWEEK]
eWEEK

 米Microsoftは4月11日、ライバルのGoogleやYahoo!との機能競争への対応の一環として、学術文献を探せる新しいインターネット検索サービスを発表した。

 Windows Live Academic Searchと呼ばれるこの新サービスは、「ユニークな機能を持っている。既存サービスの優れたライバルだ」とブリティッシュコロンビア大学図書館の参考司書を務めるディーン・ジュスティーニ氏は、同サービスの利用体験についてのブログ投稿で述べている。

 ジュスティーニ氏が説明しているように、Academic Searchの登場は、Microsoft、Yahoo!、Googleなどのインターネット検索エンジン企業が常に繰り広げている機能競争の一コマだ。Microsoft以外のこれらの企業は検索結果とともに広告を表示することで売り上げの大半を得ている。このため、より多くのユーザーを引きつけて検索サイトの広告価値を高めることを目指し、絶えず新機能の追加が続けられている。

 Microsoftの場合はLive.comやMSN.comで検索サービスを提供しているが、ソフト事業が大きな収入源だ。

 ジュスティーニ氏によると、Microsoftが11日に発表するサービスは、Google Scholarと競合するものだ。Google Scholarでは、学術出版社や各種学術団体の審査済みの論文、論文要約、記事が検索できる。

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