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» 2006年04月18日 14時27分 UPDATE

GoogleとEarthLinkのWi-Fiサービスは有料でも広告付き?

GoogleとEarthLinkが提案するサンフランシスコ市の全市レベルの無料ワイヤレスネットワーク計画には落とし穴がある。無料でも有料でも、ユーザーは広告を我慢しなければならないのだ。

[Andrew Garcia,eWEEK]
eWEEK

 サンフランシスコ市は4月6日、地元住民だけでなく観光客も利用できる全市レベルのWi-Fiサービスの提供に関するEarthLinkとGoogleによる提案を採用すると発表した。この共同提案では有料と無料、両方のサービスがあるが、非常にはっきりしているのは、両方のサービスで広告が重要な役割をはたすということだ。

 無料サービスではベストエフォートで300Kbpsのデータ転送速度が見込まれている。このサービスはGoogleのさまざまな技術で届けられるロケーションベースの広告によって成り立つ。だが、サンフランシスコ市のRFP(提案依頼書)にEarthLinkとGoogleが応じたパブリックバージョンで分かるように、プレミアムサービスに追加料金を払ったとしても、同様に広告表示がされるものと予想しなければならない。

 プレミアムサービスはデータ転送速度がベストエフォートで1Mbps(1Mbps保証ではない)で、ユーザー認証のために専用ポータルページを使う。

 このポータルページでは「広告コンテンツを表示する機会を提供する」とGoogleとEarthLinkの提案書にはある。

 提案書でわたしが最も気に入っているのは54ページの次の部分だ。「一般的に、EarthLinkはいかなる違法な製品やサービスの広告もサポートしない。また、ある種のリッチメディア広告やポップアップ広告などといった煩わしい広告手段もサポートしない」

 わたしたちは皆、日常に入り込んでくる広告に慣れてしまっている。「無料」という概念をうまく利用しようとするあまり、煩わしい広告をしぶしぶ受け入れることになる。

 だが、わたしたちはすでに支払ったものについてまで広告を受け入れるよう訓練されている。地元のシネコンのチケットであろうが購入したDVDであろうが、広告がついてくる。

 EarhLinkはこうした訓練を利用し、わたしたちが広告を受け入れる限界を押し広げている。提案書では、EarhLinkはサンフランシスコ市と共同で、どんなタイプの広告が適切か判断すると書かれているが、新しく、今のところ詳細不明の広告に関しては、今後参入の可能性が開かれている。

 わたしたちは、その広告路線に乗っていかねばならないのだ。

原文へのリンク

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