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「恋愛とビジネスは同じ」――ジャパネット高田社長(2/2 ページ)

» 2006年04月19日 20時25分 公開
[岡田有花,ITmedia]
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 それでも高田社長は自社スタジオにこだわった。「自分たちの思いを伝えるスタジオは、自分たちの手で作るしかないと思った」から。社内でメンバーを募り、制作会社のスタッフに指導をあおぎ、生番組が放送できる体制をたった半年で整えた。

 「一足飛びにはできません。しかし、階段を1つ1つ踏んでいけば、結果的に行き着く」

「すごい」ではなく「必要な」企業に

 続けることの大切さを、高田社長は説く。「20〜30年後、自分が死ぬ時、今できたものが最高の物と思える人生がいい」。そのために夢を持ち続け、後悔のないよう、精進し続けていたいという。

 ジャパネットたかたも、世の中から必要とされ、長く続く企業にしていきたいという。「『この会社すごいな』というより『こういう企業が欲しい、必要』と感じてもらえるような企業にしたい」

アフィリエイト参加に「責任を感じる」

 「人も企業も、1人では生きていけない」――会場を埋めたアフィリエイターに高田社長は語りかける。「皆さんの力をお借りして、商品の先にあるすばらしい生活を、少しでも世の中に伝えていけたらいいなと思います」

 同社がアフィリエイトプログラムに参加するのは今回が初。「これまで“リンクを張らなかった”(アフィリエイトに参加しなかった)のは、責任を持てるかどうか不安があったから。みなさまのお顔を拝見していると、非常に責任を感じます」

画像 会場を埋めたアフィリエイターや企業関係者

 高田社長は、PCや携帯電話などデジタル機器を便利だと思い、自らも販売しつつも、「これでいいのか?」と常に自問しているという。

 「PCや携帯は、世の中を便利にする方向ばかりを求め続けている。でも、その裏に、不便さが出てきているし、世の中を破壊するような物ができている。それをどうするか、考えながらまい進する姿勢が大事だと思う」


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