Webサイトごとにパスワードを使い分けるユーザーは少数派で、会社でもほとんどが安易なパスワードを使っていることが、セキュリティ企業Sophosの調査で明らかになった。
企業のPCユーザー約500人を対象にSophosがWebで実施した調査では、Webサイトごとに違うパスワードを使い分けているユーザーは14%にすぎないことが判明。「いつも同じパスワードを使っている」は41%、「少数のパスワードの中から選んで使っている」は45%に上った。
「もしもパスワードが盗まれた場合、すべてのWebサイトで同じパスワードを使っていたのでは、自分の個人情報を盗んでくれと宣言しているようなものだ」とSophos。
システム管理者500人を対象にした調査でも、「自社のユーザーは安易なパスワードを使っている」との回答が72%に達した。
「ユーザーがガールフレンドや人気フットボールチーム、ペットの名前といったパスワードを使っていれば、会社のデータが危険にさらされる」とSophosは指摘。安易なパスワードを使うことのないよう、ユーザーを啓発する必要があると警鐘を鳴らしている。
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