昭和電工は、昨年から実施してきたハードディスク生産能力の増強を完了し、4月から従来比305万枚増の月産1375万枚体制で生産を始めた。HDD需要の増加に対応し、2008年末までに月産2400万枚に引き上げる計画だ。
千葉、シンガポール、台湾の3拠点で生産ライン追加や工程改善を実施してきた。追加した生産ラインは、同社が昨年6月に実用化した垂直磁気記録方式に対応している。
搭載用途の拡大に伴い、HDD需要は堅調に推移し、大容量化も進んでいる。今年1〜3月期、同社の製品出荷は2.5インチでは1枚当たり60Gバイト以上が7割を超え、3.5インチでも同100Gバイト超が過半に近づいたという。
同社は現在、シンガポールに新工場を建設中。年内に第1期ラインでの生産を始める予定で、既存拠点の能力増強と合わせて生産拡大を図っていく。
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