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オリンパス、営業益2.7倍に 今期売上は1兆円超に

» 2006年05月10日 22時51分 公開
[ITmedia]

 オリンパスが5月10日に発表した2006年3月期連結決算は、営業利益が625億2300万円と前期比2.7倍に伸びた。コスト削減効果が出たほか、医療やライフサイエンス分野が好調だった。

 売上高は9781億2700万円(前期比20.2%増)、経常利益は412億600万円(同3倍)、純利益は285億6400万円(前期は118億2700万円の損失)。

 デジカメや録音機事業を含む映像事業分野は、売上高は2545億4100万円と同8.3%減ったが、コスト削減を進めた結果、営業利益は47億9200万円(前期は238億7500万円の損失)に黒字転換した。デジカメは「μDIGITAL 710」を中心に新製品が好調だったが、価格下落が激しく減収。録音機「Voice-Trek」は増収だった。

 医療事業やライフサイエンス事業は増収増益だった。

 今期の業績予想は、売上高が1兆350億円(前期比5.8%増)、営業利益が730億円(同16.8%増)、経常利益が570億円(同38.3%増)、純利益が310億円(同8.5%増)。

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