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世界2位の富豪が世界1の富豪の慈善財団に資産譲渡

» 2006年06月27日 08時23分 公開
[ITmedia]

 世界第2位の富豪として知られる著名投資家のウォーレン・バフェット氏(Berkshire Hathaway会長兼CEO)は、Microsoftのビル・ゲイツ会長夫妻が運営する慈善団体などに資産を譲渡すると発表した。

 バフェット氏は生涯を通じ、Berkshire Hathawayの普通株式を、ゲイツ夫妻が運営するMelinda Gates Foundationなど5つの慈善財団に譲渡する。詳細は経済誌Fortuneの7月10日号で公開予定だが、譲渡額は同氏の資産総額の85%に当たる400億ドル以上と報じられている。

 ゲイツ氏は先日、Microsoftの経営の第一線から退いて、Melinda Gates Foundationの活動に力を入れる意向を発表したばかり。

 ゲイツ氏夫妻は財団のサイトで「われわれの友人であるウォーレン・バフェット氏が、世界の不平等解消のために資産を使うと決断したことに深い尊敬の念を抱きます。その大部分の譲渡先としてBill & Melinda Gates Foundationを選んだことを、謹んで受け止めます」とのコメントを発表している。

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