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IEEE 1394、家電分野で復権の兆し

» 2006年06月29日 08時44分 公開
[ITmedia]

 FireWireやi.Linkとしても知られているIEEE 1394は、PCと周辺機器の市場ではUSBに押され気味だが、家電の分野で復権の兆しが見られるとする報告書を、調査会社In-Statが6月28日、発表した。

 In-Statの予想では、1394対応機器の世界市場は2005年の1億1580万台から2010年には2億1990万台に増える見通し。デジタルテレビ、CATV用セットトップボックス、DVDレコーダがけん引する形で1394aが伸びているという。

 High-Definition Audio Video Networking Alliance(HANA)でもHDコンテンツ用の伝送媒体として1394を後押ししており、ホームビデオネットワークの分野で1394の採用が加速されるかもしれないとIn-Statは指摘する。

 また、Microsoftは次期OSのWindows Vistaで1394bをサポートすると表明しており、これによって1394が息を吹き返すかもしれないと予想している。

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