国際標準化団体のOASISは6月28日、Webサービスとサービス指向アーキテクチャ(SOA)でバイオメトリクスによる身元確認を利用するための標準策定に向け、新しい技術委員会を設置したと発表した。
新委員会のOASIS Biometric Identity Assurance Services(BIAS) Integration Technical Committeeでは、バイオメトリクスによる身元確認のフレームワークをXMLベースのトランザクションサービスで利用できるようにするための手法と条件を定義する。
一方、米規格協会(ANSI)の認定組織であるInterNational Committee for Information Technology Standards(INCITS)では、バイオメトリクスを使った身元確認導入のためのフレームワークの分類と機能定義に当たっており、OASISの規格と相互に関連付けたものとなる見通し。
新委員会が策定する規格は、WS-Securityを含めOASISで策定されたさまざまなセキュリティ、Webサービス、SOA標準を活用したものとなる見通し。また、セキュアな身元認証を必要とする幅広い業界でBIASの取り組みを活用できる可能性があるとしている。
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