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Kodak、デジカメ製造事業を売却

» 2006年08月02日 08時47分 公開
[ITmedia]

 米Eastman Kodakは8月1日、コンシューマー向けデジカメの製造事業をシンガポールの受託製造業者Flextronicsに売却することを明らかにした。

 この契約の下、Kodakは組み立て、生産、テストを含むデジカメ製造事業をFlextronicsに売却する。Flextronicsは物流やカメラの一部の設計・開発の管理も行う。Kodakは高レベルのシステム設計や製品のルック&フィールの開発、高度な研究開発は継続し、知的財産も保持する。

 Flextronicsは取引完了後、日本の茅野と横浜にあるコダックデジタルプロダクトセンター(元チノン)、関連するカメラ設計業務と従業員、デジカメの製造、組み立て、保管に必要な設備、中国・上海のKodak Electronics Productsの関連従業員を取得する。これにより約550人のKodak社員がFlextronicsに移る。

 Kodakは知的財産および特許のほか、Kodakの商標、称号、顧客、顧客情報、デジカメの設計や技術などを保持し続ける。

 「これは、コンシューマーデジタル事業の事業モデルの収益性と効率をさらに向上させる戦略の一環だ」とKodakのデジタルキャプチャ&デバイス、コンシューマーデジタルイメージング部門のジェネラルマネジャー、ジョン・ブレイク氏は発表文で述べている。「この戦略により、当社は高度な開発や、競争上の差別化要因やアドバンテージを最大限に得られるほかの事業分野に集中できるようになる」

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