ビザ・インターナショナルは8月17日、FeliCaを利用した非接触IC決済クレジットサービス「VISA TOUCH」を9月から開始すると発表した。2009年度末までの目標値として、サービス利用者500万人、利用加盟店数30万店という数字を挙げている。
またディーシーカードは8月17日、DC VISAカード会員向けにVISA TOUCHを提供すると発表した。VISA TOUCHを採用したカードが発行されるのはこれが初めて。8月下旬から会員募集を開始する。
VISA TOUCHは、UFJニコスの「スマートプラス」をベースにしており(6月12日の記事参照)、スマートプラス加盟店でもVISA TOUCH加盟店でもVISA TOUCH/スマートプラスの両方を利用できる。またUFJニコスのスマートプラスは、FeliCaチップを内蔵したプラスチックカード(子カード)とおサイフケータイ向けアプリの両方が提供されているが、DCカードのVISA TOUCHはおサイフケータイ用アプリ「VISA TOUCHアプリ」のみの提供で、カードは発行しない。ディーシーカードは9月下旬からVISA TOUCHアプリの提供を開始する。
ディーシーカードはVISA TOUCHの加盟店開拓も進めており、横浜赤レンガ倉庫2号館、明治屋京橋ストアー・名古屋栄ストアー、アートスポーツ渋谷店、江戸ッ子寿司グループの神田江戸之屋などでVISA TOUCHを導入することが決まっている。
なお、ディーシーカードがVISA TOUCHアプリを発行するのはDC VISAカード会員のみ。DC MASTERカード会員はVISA TOUCHを利用できない。また、ディーシーカードは2007年4月1日にUFJニコスと合併して「三菱UFJニコス」となるが、ブランドとしてのDCカードは継続する(1月26日の記事参照)。
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