さらばiTMS――「iTunes Store」で映画、iPodゲームの購入が可能に
米Apple Computerは9月12日、iTunesのメジャーアップグレードを実施、最新バージョンをiTunes 7とした。長編映画、ゲームのダウンロード販売がサポートされている。
大きな変更点は、iTunes Music Store(iTMS)の名称が「iTunes Store」となったこと。これは、ゲーム、映画のダウンロードを開始したこととも関連する。
ゲームのダウンロード購入は日本のストアでも可能。ダウンロードしたゲームは、第5世代iPodでのみ利用可能。iTunesおよびPC、Macではプレイできない。初期ラインアップは「テトリス」「パックマン」「ミニゴルフ」「マージャン」ほか9作品。各600円で販売されている。米国ストアでの価格は4.99ドル。
同じく新設の「Movies」コーナーでダウンロード購入可能になった長編映画は、スティーブ・ジョブズCEOが取締役を務めるDisney傘下の最新作を含めた74作品がラインアップしている。価格は新作(22作品)が12.99ドル、旧作(52作品)が9.99ドル。日本のストアではコーナー自体が設置されておらず、販売も行われていない。
Pixarの新作である「カーズ」など5作品は、12.99ドルで予約が開始されている。
ダウンロードされる映画の容量は2時間で約1.3Gバイト。Appleは、5Mbpsのブロードバンド環境なら30分でダウンロード可能としている。解像度は640×344ピクセル。
なお、Pixarの短編など、Short Filmsコーナーの52作品は、Moviesに統合された。価格は1.99ドルとそのまま。
iTunes 7のアプリケーションで追加された機能としては、「アルバムのアートワークを入手する」がある。これまではサードパーティー製のアプリケーションやプラグインを利用するしかなかったが、この機能を使うと、アートワークの存在しない楽曲のジャケットを一括してダウンロードすることが可能になる。
また、画面表示が3種類に切り替え可能となった。従来の3ペイン画面に追加されたのはまず、左側にアルバムのアートワークを置いてグループ化した、URGEでも採用されて好評だったアルバム中心にブラウズしていくのに便利なインタフェース。もう1つは、Front Rowのように3D的にアートワークを上半分に配置し、ジャケットを左右にめくっていく感覚でブラウズできるインタフェース。
iPod登場以来の課題であったギャップレス再生がようやくサポートされたのに伴い、楽曲情報のオプションで「ギャップレスアルバムの一部にする」チェックボックスが付加された。これにより、いわゆる「アビーロードB面連続再生問題」などが解決する。
細かい改良点としては、アルバムアーティストとアーティストが別個に扱われることになり、オムニバスやデュエット曲などの扱いが容易になった。
なお、「iTunes Store」で購入されたコンテンツの再生には同時にリリースされたQuickTime 7.1.3以降が必須。
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