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Red Hat、第2四半期は増収減益

» 2006年09月28日 07時27分 公開
[ITmedia]

 米Red Hatは9月26日、第2四半期(6〜8月期)決算を発表した。売上高は9970万ドルで前年同期比52%増と急増。前期比でも19%増となった。しかし純利益は1100万ドル(希薄後の1株当たり利益5セント)で、前年同期の1670万ドル(同9セント)から減益となった。

 ただし2006年度と2007年度では税金および株式報酬費の会計処理方法が変更されているため、今期の純利益を前年同期と直接比較することはできない。これを調整した2007年度第2四半期の非GAAPベース純利益は2370万ドル(希薄後1株当たり利益11セント)で、前年同期の非GAAPベース純利益1770万ドル(同9セント)を上回る。

 売上高の内訳では、サブスクリプション収入が8490万ドルで、前年同期比56%増、前期比で19%増。JBoss関連の売り上げは700万ドルで、同社の事前予測を上回った。

 売上高は18四半期連続の成長を記録。売上総利益は前年同期の82%から84%へ上昇した。

 同社のチャーリー・ピーターズ取締役副社長兼CFO(最高財務責任者)は「第2四半期はアルゼンチン、ブラジル、インドで最近買収した事業の統合、そしてJBossに特に力を入れた期となった。統合作業の進展度合いには満足しており、当期に行った投資が、今後成果となって現れると信じている」と述べた。

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