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都内に“出張ルーブル” ICタグ+PDAで解説

» 2006年10月27日 16時37分 公開
[ITmedia]

 大日本印刷(DNP)と仏ルーブル美術館は、ルーブル所蔵作品の一部をDNPビル内に展示し、ICタグとPDAを利用して解説が聞ける企画「ルーブル-DNPミュージアムラボ」を、10月30日から来年3月10日まで行う。入場は無料だが、事前に予約が必要。

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 観覧者にUHF帯ICタグ内蔵チケットとPDAを配布。ICタグには観覧者が希望する解説言語や解説内容、所要時間の情報が入力してある。言語は日本語、フランス語、英語から、観覧時間は15分、30分、1時間から選べる。

 ICタグをPDAで読み取ると、観覧時間に応じたルートマップを表示。展示室内のICタグリーダーにタグをかざすと、ディスプレイ上に希望した内容の解説映像が流れ、PDAから希望言語の音声ガイダンスが流れる。同じ配信エリア内の観覧者には、同じ映像の音声解説をそれぞれの希望言語で配信する。

 展示作品は、19世紀の画家ジェリコーの「銃騎兵」が中心。解説は、ルーブルの主任学芸員シルバン・ラヴェシエールさんを中心に、ルーブル美術館絵画部門の監修をもとに作り上げたという。

 ジェリコーの基本情報を学べるタッチスクリーンや、高精細な映像コンテンツを鑑賞できる、フルHDの4倍以上の解像度(4K、4096×2160ピクセル)の180インチディスプレイも設置した。

 場所は、東京都品川区のDNP五反田ビル。予約受け付けはWebサイトか電話で行う。

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