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ベクター、中間期が最終赤字に

» 2006年10月27日 21時32分 公開
[ITmedia]

 ベクターが10月27日発表した2006年9月中間期の連結決算は、純損益が2300万円の損失(前年同期は3400万円の利益)になった。

ベクターの株価チャートベクターの株価チャート(1年:縦軸の単位は1000円)

 売上高は11億7400万円(前年同期比8.4%減)、営業損益は4100万円の損失(前年同期は5400万円の利益)、経常損益は3800万円の損失(同5700万円の利益)。

 インターネットによる販売事業は前年同期比で9.0%の減収に。法人作者のソフトを販売する「プロレジ」が同3.9%、個人作者のソフトを扱う「シェアレジ」が同2.6%のそれぞれ増収になったが、ソフトパッケージ・ハードの販売が競争激化と売れ筋商品の不足で同3割の大幅な減収となり、採算が悪化した。

 さらに新規事業として開発中のオンラインゲームや、多機能なブログサービスへの先行投資負担が大幅に増加し、営業赤字化した。

 通期の業績予想は、「インターネット関連の新規性の強い事業を展開しており、公表するにたる業績予想が立てにくい」として公表していない。

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