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サイバード、72億円の最終赤字見通し

» 2006年11月17日 16時47分 公開
[ITmedia]

 サイバードホールディングスは11月17日、2007年3月期の連結業績予想を修正し、純損益が72億円の損失になる見込みだと発表した。従来予想は1億円の利益だった。統合した通販会社のJIMOSについて、のれんの追加償却を実施するのが響く。

サイバードホールディングスの株価チャートサイバードホールディングスの株価チャート(1年:縦軸の単位は1000円)

 修正後の予想は、売上高が244億5000万円(前回予想は181億円)、経常損益は18億500万円の損失(同3億円の利益)。

 JIMOSの連結子会社化で大幅増収。一方、子会社化以降の同社株価の下落や、子会社化による上場廃止を考慮し、中間期で持分法投資損失として19億円、下期にのれん追加償却として46億円の特別損失を計上するのが利益に大きく響く。最終赤字は2期連続。

 ただ、通期の営業利益予想(参考値)は5億円としており、前期(統合前)の2億4700万円の損失からは改善する見込み。JIMOS関連の損失処理は「特殊要因」とし、中間期では連結営業キャッシュフローが増加するなど、既存事業主体の収益力強化は着実に進んでいる、としている。

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