米Novellが自ら立ち上げたオープンソースのコラボレーションサーバプロジェクト「Hula」からの撤退を決めた。
この決定は、Hulaを担当する同社のピーター・タイクマン氏の投稿で明らかにされた。
NovellのHulaチームは、プロジェクトの状況と市場機会を考えた結果、これまでと同じレベルでHulaに投資することを正当化できないとの結論に至ったと同氏は説明している。「もはやNovellにフルタイムでHulaに関わるスタッフはいない」と同氏は述べ、フルタイムでHulaに携わっていたNovellのスタッフは、ほかの仕事や部門に移るとしている。
同氏は、「われわれは今もHulaのことを気にしている」としつつも、コミュニティーの誰かがリーダーシップを取ってプロジェクトを進める必要があると思うと語っている。
同氏によると、Hulaプロジェクトは、かなりの作業が必要ではあるが、あと2〜3カ月でWebインタフェース「Dragonfly」のバージョン1.0をリリースできそうな段階にあるという。このインタフェースをほかのメールサーバで動かすことがHulaを前進させる最善の方法だと思うとのアドバイスを同氏は残している。
「時間を投じて支えたくれた皆に感謝したい。わたしにとってこのプロジェクトに参加した1年は素晴らしかった。今後Hulaが成功することを期待している」(タイクマン氏)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR