ニフティのブログサービス「ココログ」で、53時間と異例の長時間にわたるメンテナンスが行われたが、メンテナンス中に起きた現象を解決できず、結局メンテナンス前の状態に戻して12月7日午後3時にサービスを再開した。
2日以上にわたるメンテナンス中、ユーザーは閲覧はできるが更新などができない状態に。有料ユーザーからは「何のために待たされたのか」と不満の声が上がっている。
ココログは今年、レスポンスが悪化する問題が頻発(関連記事参照)。今回の不手際にもユーザーから批判が集まりそうだ。
メンテナンスは12月5日午前10時から7日午後3時まで、53時間にわたって実施。@nifty会員向けのココログベーシック/プラス/プロのバージョンアップやデータベース分散化などが目的だった。
「ココログレスポンス問題お知らせブログ」によると、6日夜に実施した負荷テストで、高負荷になってレスポンスが悪化する現象が発生。当初は改善可能な問題として修正・検証作業をしたが、7日になっても原因の特定ができなかった。
このため、「問題の解決にはさらに長時間を要することが予想される」として一旦メンテナンス前の状態に戻し、サービスを再開した。
データの消失といった影響はないとしているが、ブログ記事では「長時間お待ちいただいたにもかかわらずこのような状況となってしまいましたこと、お詫び申し上げます」と謝罪。メンテナンスで当初予定していた改善項目は、今回見つかった問題点について対策を講じた上で、改めてスケジュールなどを報告するとしている。
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