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DVDプレーヤー所有率、VTRを上回る――米調査

» 2006年12月22日 08時06分 公開
[ITmedia]

 Nielsen Media Researchは12月19日、2006年第3四半期の「3rd Quarter Home Technology Report」を発表した。それによると、米家庭のDVDプレーヤー所有率は81.2%、VTR所有率は79.2%で、DVDプレーヤー所有率がVTR所有率を上回った。

 2006第3四半期のDVDプレーヤー所有率は前年同期から6%上昇、一方VTR所有率は低下傾向にある。1999年にNielsenがDVDプレーヤー所有率調査を開始した時の所有率はわずか6.7%で、VTR所有率の88.6%よりはるかに低かった。

 またDVDレンタル回数は月平均2回なのに対し、ビデオテープレンタル回数は月1回であることも分かった。

 今回の調査では、情報家電の普及度、利用度も上昇していることが判明している。米家庭の73.4%がPCを所有し、特に子どもを持つ家庭の所有率が高い。ただし所得によって差があり、年収6万ドル以上の世帯は6万ドル以下の世帯と比べ、所有している率が50%以上高い。

 インターネット接続環境を持つ消費者の95.4%は最低でも週1回ネット接続しており、37.3%は1日1回は接続している。78.2%はオンラインショッピングの経験があり、12歳以上のインターネットユーザーの46.8%がインターネットから音楽をダウンロードしたり、再生したことがあると答えた。

 MP3プレーヤーについては、米家庭の26.7%が所有、またはレンタルしている。12歳から17歳の子どもがいる家庭は、米家庭全体の平均と比べ、2.5倍以上所有率およびレンタル率が高い。米家庭全体でのMP3プレーヤー所有率は、2003年第3四半期から149.5%上昇している。

 また米家庭の16.4%がPDAを所有し、所有率は2003年第3四半期から4.5%伸びている。高所得世帯の方が低所得世帯よりも、所有率が4倍以上高かった。

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