19歳の大物ハッカー率いる組織が、大掛かりなフィッシング詐欺を仕掛けたとしてスペインで摘発された。
セキュリティ企業Kaspersky Labによると、この事件でスペインの捜査当局は1年におよぶ捜査に基づき、6人の身柄を拘束した。リーダー格と見られる19歳のモロッコ人は、12歳の時からハッキングビジネスにかかわっている有名ハッカーだという。
捜査当局はスペイン南部のマラガで行った家宅捜索で、偽の銀行カードを少なくとも500枚、欧州の偽造パスポート多数を発見したとされる。この組織は少なくとも2万人の銀行情報を収集し、フィッシング詐欺に使った電子メール20万件のデータベースを所持していたという。
犯行では痕跡を隠すため、ハッキングしたコンピュータと、セキュリティがかけられていない無線LAN接続を利用。被害金額は莫大な額になると捜査当局では見ている。
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