非営利団体Mozilla Foundationの広報担当ミッチェル・ベイカー氏は1月2日、自らのブログで2005年の収支を明らかにした。
Mozillaは2003年に10人のメンバーによって設立され、2004年にWebブラウザMozilla Firefoxをリリース。以降順調に活動を続けている。
2005年8月には、製品開発の主導部隊とするためにMozilla Corporationを設立。FirefoxやThunderbirdなどの製品による売り上げはMozilla Foundationに属し、さらなる製品開発、機能向上に充てられているという。
2005年のMozilla FoundationおよびMozilla Corporationの売上総額は5290万ドルとなり、うち2980万ドルはFoundationに帰する。売り上げの大半は検索エンジンに由来し、残りは寄付、Mozilla Storeからの売り上げ、金利収入、その他による。2003年、2004年の売り上げがそれぞれ240万ドル、580万ドルだったことから見て、2004年11月のFirefoxリリースが同社の大幅な成長と知名度向上に大きく貢献していることが分かる。
Mozilla FoundationおよびMozilla Corporationの2005年の支出総額は約820万ドルで、うち約300万ドルはFoundationの支出である。支出の大半は、Firefox、Thunderbirdおよびその他Mozilla製品の開発宣伝に専念する人々や団体に充てられているという。
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