カシオ計算機は1月9日、電卓の販売数が12月末で世界累計10億台に達したと発表した。
同社は1957年、リレー式の計算機メーカーとして出発。電卓は1965年、世界初のメモリー付きとして1号機「001」を発売したのが最初で、低価格でヒット商品となった「カシオミニ」(1972年)などで「電卓戦争」をシャープらと戦った。1983年発売の「SL-800」は厚さ0.8ミリのカードサイズで業界を驚かせ、同社の高密度実装技術はデジカメ「EXILIM」などにつながるお家芸になった。
10億台を記念し、5000台限定カラーモデルを2月15日に発売する。サイレントタッチキーなどを搭載した「JS-20WK」をベースに、黒を基調にした配色にした。1万3440円(税込み)。
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