2006年、米特許商標局(USPTO)が企業に対して発行した特許は17万3772件に上り、USPTO史上最高を記録したことが、米IFI Patent Intelligenceが1月11日に発表した報告で明らかになった。
報告によると、2006年の特許発行数は2005年に比べて20.8%の増。2年連続で減少を記録した後の増加となり、「知的財産関連の活動が後退しているとの見方を覆す」こととなった。
企業別では、米IBMが3651件の特許を取得し、14年連続で首位に立った。2位は韓国のSamsungで、初のトップ3入り。3位のキヤノン、4位の松下電器産業、5位の米HPまでが、それぞれ2000件以上の特許を取得したという。2005年までは、年間2000件以上を取得したのはIBMだけだった。
国別では、上位20社のうち9社を日本企業が占め、米国の7社を上回った。上位25社のほとんどが電子工学・コンピュータ関連企業だが、医薬品関連やバイオテクノロジー関連でも特許発行数が伸びており、それぞれ2005年に対して22%、29%の増加となっている。
順位 | 社名 | 件数 |
---|---|---|
1 | IBM | 3651 |
2 | Samsung Electronics | 2453 |
3 | キヤノン | 2378 |
4 | 松下電器産業 | 2273 |
5 | Hewlett-Packard | 2113 |
6 | Intel | 1962 |
7 | ソニー | 1810 |
8 | 日立 | 1749 |
9 | 東芝 | 1717 |
10 | Micron Technology | 1612 |
11 | 富士通 | 1513 |
12 | Microsoft | 1463 |
13 | セイコーエプソン | 1205 |
14 | General Electric | 1051 |
15 | 富士フイルム | 918 |
16 | Infineon Technologies | 904 |
17 | Royal Philips Electronics | 901 |
18 | Texas Instruments | 884 |
19 | Siemens | 857 |
20 | 本田技研工業 | 836 |
21 | Sun Microsystems | 776 |
22 | デンソー | 770 |
23 | NEC | 744 |
24 | リコー | 695 |
25 | LG電子 | 695 |
(資料:IFI Patent Intelligence) |
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