CIO.comのブログに掲載された、「Googleのスパイウェアサイト警告は誤っており、複数のWebサイト管理者が不満を持っている」との書き込みに対し、GoogleのWebスパムチームのリーダーであるマット・カッツ氏が1月11日、自身のブログで反論している。
Googleの検索エンジンでは、ユーザーが検索結果から危険なサイトにアクセスしようとすると、警告が表示される仕組みになっている。Googleが出す警告は、スパイウェア対策プロジェクトStopBadware.orgが「不正ソフトを配布している」と判定したサイトを対象としている。
カッツ氏は、自分のWebサイトにマルウェアはないと主張しているWebサイトを幾つか調べてみたものの、「今のところ、誤検出(false positive)はない」と反論した。一方、そうしたマルウェア配布がハッキングによるものである可能性もあるとして、サイト運営者がハッキングの有無を調べられるような手段を検討しているという。
当面の対応策としてカッツ氏は、Webサイト管理者に対して、自分のサイトに警告が出された場合には、警告ページに表示されるリンクを利用して、StopBadware.orgに問い合わせることを勧めている。
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