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WebSphereの父がMicrosoft入り

» 2007年01月16日 14時54分 公開
[ITmedia]

 IBMのWebSphereの生みの親ドナルド・ファーガソン氏がMicrosoftに入社したことが判明した。

 ファーガソン氏は1月8日付けで、プラットフォームおよび戦略におけるテクニカルフェローとしてMicrosoftのWebサイトで紹介されている。同氏はCTO(最高技術責任者)オフィスに勤め、主な仕事はトレンドを理解し、既存のおよび新しい製品の実装を設計・主導し、Microsoftの構想を伝道することだという。

 ファーガソン氏は元IBMフェローで、IBMのソフト部門でチーフアーキテクトを務めていた。IBMではWebSphere、Tivoli、DB2、Rational、Lotus製品に携わり、SOA(サービス指向アーキテクチャ)とWebサービスに向けた戦略を指導し、初期のWebサービス標準の策定にも参加していた。

 IBMからMicrosoftに移った技術者にはほかに、昨年1月に検索研究機関Search Labsのジェネラルマネジャーに任命されたアショク・チャンドラ氏などがいる。ビル・ゲイツ氏の後任としてチーフソフトウェアアーキテクトになったレイ・オジー氏もIBMに在籍したことがある。

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