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個人情報盗難ソフトが250%増加――McAfee報告書

» 2007年01月17日 08時36分 公開
[ITmedia]

 個人情報を盗み出すソフトやフィッシング詐欺の件数が過去数年で激増していると、米McAfeeが報告書で発表した。

 報告書では、インターネット経由やコンピュータ盗難などを通じた世界の個人情報流出/なりすましに関する動向をまとめた。

 それによると、キーボード入力をキャプチャしてパスワードなどの情報を盗み出す悪質ソフト「キーロガー」の数は、2004年1月から2006年5月にかけて250%の激増となった。

 フィッシング対策組織のAnti-Phishing Working Groupがリストアップしたフィッシングアラートの件数は、2004年1月の176件から2006年5月には1万7600件と、100倍に増えている。

 米連邦取引委員会(FTC)の統計によれば、米国では年間約1000万人がなりすましの被害に遭い、コンシューマー/企業の個人情報盗難にかかるコストは年間500億ドルに上っている。

 McAfeeではこうした被害を防ぐ手段として、フィッシングメールに注意を払い、企業のサイトを訪れる際はメールに記載されたリンクをクリックするのは避けてブラウザに手作業でURLを入力することなどを勧めている。

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