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Second Lifeのメニューを早速日本語化するSecond Life支局だより(6) 日本語で楽しむ

» 2007年01月22日 16時59分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 これまでの連載では、英語メニューと戦いながらSecond Life内の基本操作について学んできた。だが記者は今になって、Second Lifeクライアントを日本語化した「日本語β版」があることを知った。メニューと一部のメッセージが日本語になるだけで、奇妙な翻訳も少なくないが、Second Lifeへの抵抗感が少し薄れる。

 メニューを日本化するにはまず、Second Lifeを起動し、ログイン画面右下にある「Preferences」をクリック。メニュー最上部の「General」を選択し、最下部の「Language」から「日本語 (Japanese)-Beta」を選ぼう。クライアントを再起動すると、メニューが日本語になっている。


画像 ログイン画面の「Preferances」から「日本語 (Japanese)-Beta」を選択
画像 再起動するとメニューが日本語になった

 ただ翻訳の質は高くない。例えば「Inventory」(保存フォルダ)は「在庫目録」、「Preferance」(設定)は「好み」、「Build」(アイテム生成)は「立てる」と訳されるなど、英語よりも意味が分かりづらくなっているメニューも多い。日本語化されるのはメニューと一部のメッセージだけで、ヘルプの内容などはほとんと英語のままだ。ただそれでも、英語の洪水から多少なりとも解放された気がして少しほっとする。

画像 ボールを浮かせてテーブルに載せられる

 さて、前回の続きに戻ろう。Orientation Islandでカメラワークを学び終えると、次のヘルプではボールとテーブルを使ってアイテムを動かす方法を教えてくれる。

 カーソルをボールに当てて左クリックし、そのままドラッグすれば、マウスの動いた方向にボールが転がる。さらに「Ctrl」キーを押せばボールが浮き、テーブルの上に載せられる。

 その先にあるのがOrientation Island最後のヘルプ。最初の連載で紹介した、飛ぶ方法を教えてくれる。「Page UP」か「E」の長押しで空を飛んで崖を越え、その先にある建物の前で「Page Down」か「C」を押して降りてみよう。

画像 左が「Help Island」行き、右が「mainland」のさまざまな場所にランダムに飛べるテレポート装置

 ここはテレポート用の拠点になっていて、2枚のポスターが貼ってある。左のポスターをクリックし「Teleport」を選べば「Help Island」にテレポートでき、右のポスターをクリックして「Leave」を選べば、「mainland」の初心者向けスポットがランダムに表示され、そこにテレポートできる。

 Help Islandは、オブジェクトの作り方やスクリプトの作り方を学んだり、作ったスクリプトを試したりできる場所。Linden Labのスタッフやベテランユーザーが質問に答えてくれることもある。mainlandの初心者向けスポットでもさまざまなヘルプがあったり、ベテランユーザーが初心者を助けてくれたりする。

 さて次回は、初心者向けスポット「Plum Welcome Area」に行き、Second Life内で面白そうな場所を検索したり、気になる場所にテレポートする方法を紹介する。その後いよいよ、この世界の中で「取材」を始めよう。(次回に続く)

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