米人気ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)のMySpaceは1月22日、会員のアカウントを無断で使って大量のスパムメールを送信していた業者を提訴したと発表した。
提訴されたのは「スパム王」の通称で知られるスコット・リヒター氏。MySpaceの訴えによれば、同氏は2006年7月から12月にかけ、MySpaceアカウントに対して自らフィッシング詐欺を仕掛けたり、フィッシング詐欺に遭ったアカウントの一覧を入手して、会員本人に無断で何百万通ものスパムメールを送ったとされる。
スパムメールは「速報」をうたい、着信音やポロシャツなどの販売サイトを宣伝していた。
訴訟は米スパム規正法のCAN-SPAM法とカリフォルニア州のスパム対策法に基づき、ロサンゼルスの連邦地裁に起こされた。リヒター氏と関連企業に対し、MySpaceサイトへの恒久的なアクセス禁止と損害賠償の支払いを命じるよう求めている。
リヒター氏は先にMicrosoftとニューヨーク州検察にも提訴され、和解金の支払いと行動の是正に同意している。
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