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MySpace、子どもの誘拐情報を発信

» 2007年01月24日 08時34分 公開
[ITmedia]

 米MySpaceは1月23日、児童保護の全米組織National Center for Missing & Exploited Children(NCMEC)に協力、子どもの誘拐事件に関する情報「AMBER Alert」を即日発信開始すると発表した。また同時にサイトの安全性を向上させるため、メール認証と「over/under」プライバシーツールを導入することも明らかにした。

 MySpace上のAMBER Alertは随時更新される。警察がAMBER Alertの発信をNCMECに通知し次第、MySpaceは同情報をAMBER Alertが発信された郵便番号区域内に居住する全ユーザーに送信する。AMBER Alert通知はプロフィール上部の小さなテキストボックス内に表示され、ユーザーはオプションで、誘拐された子どもの写真や身体的情報、誘拐犯や誘拐に用いられた車両など、詳細な情報を得ることができる。

 AMBER Alertは、1996年にテキサス州アーリントンで誘拐、殺害された、当時9歳の少女アンバー・ヘイガーマンちゃんに因んで命名されたプログラムで、誘拐情報を即座に通知、子どもを救出することを目的としている。

 またMySpaceは、メール認証の義務化、over/underプライバシーツールを発表。メール認証の義務化とは、MySpaceの全ユーザーに対し、有効なメールアドレスの登録を義務付けるとともに、MySpace上にプロフィールを作成する際、メンバーシップをメールで確認するというもの。またover/underツールを使うと、18歳以下のユーザーに18歳以上のユーザーがコンタクトを取るのを防ぎ、逆に18歳以上のユーザーも18歳以下のユーザーからのコンタクトをブロックできる。

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