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コーエーネット、ゲームレンタル事業を凍結

» 2007年02月07日 19時50分 公開
[ITmedia]

 コーエーネットは2月5日、ゲームレンタル事業「RentaNet」の本格稼働を当面凍結すると発表した。昨年から試験的に運用していたが、「現状ではビジネススキームの確立が困難」と判断した。2007年3月期の業績見通しも下方修正する。

 Rentanetは、ゲーム店などにレンタル用システム一式を提供し、店がユーザーにソフトを貸し出すサービス。新作の1カ月レンタルなら定価の8割の5000円強程度に設定し、約10%をコーエーネットが受け取る仕組み。昨年5月25日から試験運用を始め、全国14店舗で展開していた。

 事業凍結に伴う特別損失として3200万円を計上。コーエー主力製品の発売延期もあり、通期の業績予想は下方修正する。売上高は170億円(前回予想から25億円減)、経常利益は8億1000万円(同1億9000万円減)、純利益は4億5000万円(同1億5000万円減)。前期比で減収減益になる見通し。配当予想も年間3000円に修正し、前期比で750円の減配になる見込み。

 コーエーも業績予想と配当予想を下方修正。連結では売上高が244億円(前回予想から46億円減)、経常利益が87億円(同21億円減)、純利益が50億円(同18億円減)になる見通し。配当予想は年間40円とし、前期比で15円減配になる見込み。

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