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上場初年度のフラクタリスト、最終赤字見通し

» 2007年03月08日 19時57分 公開
[ITmedia]

 携帯電話関連ベンチャーのフラクタリストは3月8日、2007年7月期業績予想(単体)を修正し、最終損益が5億3500万円の赤字になる見通しだと発表した。前回予想は1億2800万円の黒字だった。

フラクタリストの株価チャートフラクタリストの株価チャート(1年:縦軸の単位は1000円)

 修正後予想は、売上高が5億8700万円と前回予想(13億円)から半分以下に。経常損益は3億9000万円の赤字(前回予想は2億2000万円の黒字)。

 競合の激化や顧客対応の遅れで第2四半期に見込んでいた大型SI案件が取り込めなかったなど、新規案件の獲得が期初予想を大幅に下回る見込みに。ソフトウェアの一括償却で2億3500万円の特別損失を計上するほか、繰延税金資産を取り崩すため、最終損益が大きく赤字化する見通し。

 経営責任を明確化するため、取締役報酬を5月まで3カ月間、30%減額とする。

 フラクタリストは10月11日に名証セントレックスに新規公開した。

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