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マーベラス、最終赤字が拡大

» 2007年03月20日 19時25分 公開
[ITmedia]

 マーベラスエンターテイメントは3月20日、2007年3月期連結業績予想を修正し、純損益が18億円の赤字になる見通しだと発表した。昨年11月に6億2700万円の赤字に修正していたが、DVD市場悪化によるコンテンツ償却期間の見直しなどで赤字が膨らんだ。

 修正後予想は、売上高が125億円(前回予想は128億円)、経常損益は11億5000万円の赤字(前回予想は2億5500万円の赤字)。期末625円としていた配当予想も修正、無配に転落する見通し。

 DVD市場環境の悪化から、映像コンテンツの償却期間を18カ月から7カ月に変更。またアミューズメント事業の再編に向けた固定資産の除却などで特別損失が拡大した。

 対策として、アミューズメント事業の一部は売却。また映像作品の償却期間の適正化を進め、発売期間と償却期間を一致させ、未償却コンテンツ資産を保有するリスクを最小限に抑えるという。今後は52話・26話から13話作品中心にシフトし、リスク低減と先行投資額の抑制を図っていく。

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