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» 2006年11月07日 20時15分 公開

マーベラスが通期最終赤字に アニメ関連企業の不振相次ぐ

[ITmedia]

 マーベラスエンターテイメントは11月7日、2007年3月期通期の連結業績予想を修正し、純利益が3億7500万円としていた前回予想から一転、6億2700万円の最終赤字になる見通しだと発表した。「蟲師」のヒットなどで売上高は拡大する見通しだが、DVD市場の悪化に伴い一部コンテンツの評価を見直したことなどが原因という。

マーベラスエンターテイメントの株価チャートマーベラスエンターテイメントの株価チャート(1日:縦軸の単位は1000円)

 修正後の予想は、売上高が128億円(前回予想は110億円)、経常損益は2億5500万円の赤字(同7億2400万円の黒字)。

 音楽映像事業では「蟲師」のヒットに加え、旧作のレンタルDVD受注が増加。デジタルコンテンツ事業では、ニンテンドーDS用「ルーンファクトリー−新牧場物語−」やPSP用「VALHARA NIGHTS」が好調だった。その他事業で「テニスの王子様」のミュージカルが成功するなど、売上高は当初予想を上回る見込みになった。

 一方、DVD市場の悪化を受けて一部コンテンツの評価を見直し、償却を前倒しで実施。また音楽制作子会社デルファイサウンドのレーベル事業が販売不振な上、アミューズメント事業ではクレーンゲームの販売不振による客単価の減少と出店の遅延・新規店舗の低迷が利益を圧迫しているという。

 アニメ関連企業では、ウェッジホールディングスが2006年9月期連結の業績予想を1億3000万円の最終黒字から7億1700万円の赤字に下方修正。GDHも「アニメDVD市場が悪化し、新作の売り上げが落ち込んでいる」などとして最終赤字に転落する見通しだ。

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