オンラインリスクモニタリングを手掛ける米Cyveillanceの報告書によると、なりすましの被害をもたらすフィッシング詐欺とマルウェアの件数が、1月から2月にかけて激増した。
この2カ月でマルウェア攻撃は200%増を記録し、何らかのマルウェアを含んだWebページは100万件を突破。マルウェアが検出されたURLの件数は、2006年12月の時点で1日当たり平均2万件以下だったのが、2007年2月には平均6万件へと激増した。2月半ばには1日で14万件近くに上ったこともあったという。
フィッシングの標的にされたブランドの数は、1月の800件から2月には1200件へと50%の増加。この2カ月間だけで、盗まれたと見られる社会保障番号100万件以上がインターネット上で見つかったという。
詐欺で金を稼ぐ手段としてマルウェアに目を向ける個人や組織が増え、リスクは増大の一途にあると、Cyveillanceは警鐘を鳴らしている。
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