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アイピーモバイル、森トラスト傘下で携帯参入準備を継続

» 2007年04月10日 17時08分 公開
[ITmedia]

 携帯電話事業への新規参入を進めていたアイピーモバイルは4月10日、同社株式を森トラストが取得することで基本合意したと発表した。森トラスト傘下で参入準備を続けるという。

 森トラストがアイピーモバイル株式の約7割を、母体のマルチメディア総合研究所から取得して筆頭株主になる。今後、減資・増資などで資本金額を見直すとともに、事業に必要な資金調達を進めるとしている。

 2GHz帯を使う特定基地局の開設計画について「総務省の認定を返上する事実はない」として、資金難で参入を断念するという報道を否定した。

 同社はマルチメディア総合研究所が中心となって2002年に設立。TD-CDMA方式による定額制高速データ通信に特化して新規参入を目指していたが、昨年10月のサービス開始予定は今年春に延期すると発表していた。

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