セキュリティ企業のF-Secureは4月16日、Skypeを通じて「IM-Worm:W32/Pykse.A」ワームに感染したファイルへのリンクが送られるケースが続出していると報告した。感染すると、Skypeのコンタクトリストに掲載したユーザー全員に、ワームへのリンクを含んだメッセージが送信されてしまう。
また感染すると、そのSkypeユーザーのログイン状態が勝手に「取り込み中」に設定され、警告メッセージも表示されない。取り込み中に設定した後で、メッセージが送信されるという。
リンクをクリックすると、自動的にワームに感染したファイルがダウンロードされる。ダウンロードしたファイルをリンクから実行すると、女性の写真が表示される。
F-Secureによれば、このワームの狙いはサイトの宣伝にあるようだ。明確な目的は不明だが、近年ワームは金銭的な狙いのものが増えており、ワームの広がり度合いを調べ、今後の活動に悪用する可能性もあると同社は分析している。
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